ドクターコラム

ヨーロッパで最大のインプラント学会に出席してまいりました!

こんにちは!

長岡京アゼリア歯科の戸谷です!

 

2016年9月29日から3日間、EAO学会に出席して参りました。

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EAO学会はヨーロッパで最大のインプラント学会であり、当学会の発表やガイドラインは、インプラントの潮流に大きな影響を与えます!

今回の学会の中で特に目立った内容は、

①いかに天然歯を保存してインプラントと共存させるか

②抜歯即時インプラント、インプラント即時荷重などの予知性の低いインプラント処置は行わない

③インプラント埋入を行う前に歯周疾患の問題を解決すること

以上のような明確なメッセージでした。

インプラント学会といえども抜歯窩への早期の埋入などは長期的には良い結果を生まないので、長期的には抜歯窩には回避するか骨造成を行ってから安全に埋入を行う形での治療計画の立案が重要との主張が目立ちました!

患者様に長期的な口腔内の健康と快適な食生活を提供するために、的確な治療計画を立案するよう心がけたいと思います!

西日本臨床小児口腔外科学会総会・学術大会が開催されました!

こんにちは。

戸谷歯科クリニックの院長・戸谷です。

9月25日(日)に私が所属している西日本臨床小児口腔外科学会の学術大会があり、今大会では大会長を仰せつかりました。

西日本臨床小児口腔外科学会はエビデンスに基づいた学術の修得を行うことにより、臨床・研究の見直し・レベルアップを図り、最終的には国民の全身的健康の獲得に繋げていくことを目的にしています。

学術大会では、「口腔医学の立場から小児の成長を考える」をテーマに様々なセクションを行い、小児分野から口腔外科まで非常に多岐に渡った、各分野をクロスオーバーした内容となっておりました。

私も「カリオグラムを用いたう蝕リスク減少への取り組み」と題して口演発表を行い、カリオグラム(唾液検査)を行うことによって、患者様のう蝕(虫歯)原因菌への感受性、食事内容、糖質の摂取回数、唾液の性状など、様々な要因を検査し、口腔清掃だけではなく生活習慣の改善を促進し、フォローアップすることがう蝕の予防には必要であることを発表しました。

 

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本大会を通じて、治療のサイエンスを探究すると同時に、いかに病的環境から患者を守るか、いかに疾患を引き起こさないか、について各分野から積極的に議論できたと思います。

口腔内及び全身に起こる様々な疾患に対してどのように治療計画を立案し、アプローチするかということは非常に重要なメインテーマでありますが、いかに虫歯や歯周病を起こさないために生活習慣から見直し、アプローチすることが国民の皆様に求められています。

我々はともすると情報氾濫社会の中で、目新しい、不確かな情報に振り回される傾向にありますが、エビデンスに基づいた学術の修得と臨床の実践を行い、最終的には患者さんの口腔・全身健康の獲得に繋げていければと思います。

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