ドクターコラム

「虫歯のリスク・歯周病のリスクを診断する歯科ドック」(歯科医師対象)について講演を行いました。

こんにちは!

長岡京アゼリア歯科の戸谷です!

 「どうすれば虫歯にならない?」「どうやったら虫歯を防げる?」というのは、患者様、そして歯科医師にとっても本当にとてつもなく大きな課題です。

最近では「歯をいかに治すか」よりも、「いかに虫歯にならない健康な口腔を手に入れるか!」に関心が移ってきているように感じます。

平成28年4月3日(日)に、歯科医師対象「歯のリスク検査・管理セミナー」(船井総合研究所主宰)が開催され、私・戸谷孝洋が講師として招かれました。

当日は、60名を超えるたいへん多くの先生方が集まり、熱気に溢れた大会となりました。

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私共、医療法人孝陽会は、昨年12月に分院「長岡京アゼリア歯科」を開院しました。かねてから「虫歯のリスクをいかに減らしていくか」に関心の強かった私は、以前からお世話になっていた船井総合研究所の歯科総括ディレクター・戸澤様に「歯科ドック」というリスク検査があり、高い評判を呼んでいることを教えてもらいました。そこで、実際に歯科ドックを実践している先生の所で自分自身が受けてみたのですが、私自身が大きなカルチャーショックを受けました。「これは患者さんに大きな福音になる!」と強く印象づけられました。

そこで私は、「歯のリスク検査」を中心とした「虫歯予防予防」を基本理念とすることにいたしました。

「歯科ドック(歯のリスク検査)」<いかにこれから虫歯にならないか>を患者様にご案内・説明したところ、強い関心を持った方が実に多く、その反響は予想以上に高いものでした。

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「歯科ドック」とは①だ液検査 ②細菌検査 ③口臭検査 の3つの検査で構成されます。これらの検査を実施することにより、

  1. 食生活・生活習慣にひそむ、患者さん固有の虫歯・歯周病のリスク
  2. これから2〜3年以内に虫歯になる可能性(パーセンテージ)
  3. 虫歯にならない(回避する)最も効果的方法
  4. これから2〜3年以内に歯周病が進行するリスク
  5. これから歯を喪失するリスク
  6. お口の中にひそむ細菌の種類と悪性度(悪玉菌と善玉菌の割合)
  7. 口臭の強さとその原因・解決法

などがビジュアル的にわかりやすく解明されます。

これらの情報を患者様と私達が共有することにより、これから進んでいく方向が明確になります。すなわち、私達にとっても治療の羅針盤にもなるのです。

虫歯になってしまった部分を治療することはとても重要です。ただ、それよりはるかに大切なのは、「これからいかに1本も虫歯を作らないようにするか!」なのです。

実は、スウェーデンなどの北欧では歯のリスク検査<カリオグラム>が幅広く普及しており、これによって虫歯を予防する方法が確立されています。私共はこれらの予防法を日常の治療に取り入れることにより、患者様に「虫歯・歯周病にならない・なりにくい健康な口」を手に入れていただきたいと切に願っています!

「歯科ドック」は当院で導入しており、大半の患者様が検査を実施しております。

これからも「虫歯にならない・歯周病にならない健康な口」を手に入れていただくために、予防に力を入れていきます。

これから虫歯にならない・歯周病にならない「健康な口」の実現に向けて研究・研鑽を重ねていきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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