ドクターコラム

歯科治療での医療費控除を申請する場合の注意点

サラリーマンの方なら年末調整、自営業の方なら確定申告が毎年の恒例行事となっているかと思います。
(確定申告はまだ少し先ですが)
この際に年間10万円以上の医療費が発生していると医療費控除を申請することで税金が戻ってきます。
この10万円は扶養家族を含めた合計金額なので、毎年医療費に関して発生した金額はしっかりと保存しておくことが大切です。
医療費ということで、当然のことながら歯科治療で発生した医療費も対象になります。
ですが、対象にならない治療もあるので注意する必要があります。

まず対象となる治療ですが、基本的に高額となる、自費治療で多いインプラントや金歯などは対象内です。
他、発達段階で噛み合わせが悪く歯科矯正を行う場合も対象ですし、
案外知られていないのが通院のために利用した公共交通機関の料金も対象の範囲になります。
この交通費はご自分だけでなく、小さいお子さまの付き添いで発生した場合も対象になるので知っておくと得です。

交通費と言っても、「自家用車で通院したときに発生したガソリン代や駐車場の代金は対象外」となります。

また高額な治療費に対して、歯科ローンを利用したときの治療費も含まれますが、
治療によっては対象外の場合もあるので注意が必要です。
例えば、審美的な治療のホワイトニングが代表的です。
歯科ローンを利用したときに発生した金利も対象外となります。

詳しくはこちらもご参照下さい。

 

国税庁 ▶ 医療費を支払ったとき(医療費控除)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm

長く健康な歯で、快適に食べるために必要なことは?ー機能的口腔ケア(トレーニング)のご紹介


10月26日、北区大淀老人福祉センターにて、当院のスタッフによるセミナーを開催致しました。
本記事では、その資料の中からいくつか口腔ケアについての内容をご紹介いたします。

▶この記事の内容は、
長く健康な歯で、快適に食べるために必要なことは?  の続きとなっております。
https://www.nagaokakyo-dc.com/column/611

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食生活において、「自分の歯を維持し健康な歯で食べる事」はとても大切です。
歯の健康を維持するには、主に2つの口腔ケアが必要です。

①器質的口腔ケア(ふだんのブラッシング)
うがいや歯磨き、義歯や舌の清掃など、口の中の細菌や汚れを除き、口の中を清潔に保つためのケアのことです。

②機能的口腔ケア(トレーニング)
口の中や口周りのマッサージ、飲み込む力を鍛えるトレーニングやリハビリなど、口の機能を維持・向上させるケアのことを指します。

今回は②機能的口腔ケアについて詳しくご説明いたします。
機能的口腔には咀嚼・嚥下などの機能が含まれます

 

→咀嚼できなくなるのは歯や入れ歯が原因であることがほどんどですが、
高齢により顎の筋力が衰え、唾液が減り、口の機能が変化して咀嚼が難しくなることもあります。
脳卒中や認知症があるとなおさら難しくなります。

→飲み込み(嚥下)
とも深く関連する歯が悪くなり、やがて入れ歯を使用するようになると、野菜と肉類、一部の魚介類で食べにくいものが出てきます。結果、ビタミン類、食物繊維、タンパク質などが不足しがちになります。

口腔機能の維持、回復のためのケア方法
(大阪歯科医師会 お口の働きを高める体操より抜粋)

 

①ぶくぶくうがい

①あいうべ体操

③パタカラ体操

④舌のトレーニング

⑤食前体操(首・肩の体操)

⑥シルベスター法

 

長く健康な歯で、快適に食べるために必要なことは?

10月26日、北区大淀老人福祉センターにて、当院の院長スタッフによるセミナーを開催致しました。
本記事では、その資料の中からいくつか口腔ケアについての内容をご紹介いたします。

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食生活において、「自分の歯を維持し健康な歯で食べる事」はとても大切です。
歯の健康を維持するには、主に2つの口腔ケアが必要です。

 

①器質的口腔ケア(ふだんのブラッシング)
うがいや歯磨き、義歯や舌の清掃など、口の中の細菌や汚れを除き、口の中を清潔に保つためのケアのことです。

②機能的口腔ケア(トレーニング)
口の中や口周りのマッサージ、飲み込む力を鍛えるトレーニングやリハビリなど、口の機能を維持・向上させるケアのことを指します。

 

今回は①から詳しくご説明いたします。

日常的な歯のブラッシングは、以下のような感染予防に役立ち、QOL(Quality of life(クオリティ オブ ライフ)=「生活の質」)の向上につながります。

 

・口腔疾患の予防
(齲蝕・歯周病・口腔カンジダ症・口内炎など)

・呼吸器感染症の予防
(誤嚥性肺炎・非結核性抗酸菌症)

 

普段のブラッシングで意識すると良いポイント4つ

 

①歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ちましょう。

②歯ブラシの毛先をやさしく歯に当てましょう。


③1度に1~2本ずつ、毛先を細かく「こちょこちょ」と振動させるように動かします。

④歯と歯の間や1本残っている歯、一番奥の歯の後ろなどを工夫して磨きましょう。
歯間ブラシ、デンタルフロス、ポイントブラシなどを使用するのがおすすめです。

②機能的口腔ケア(トレーニング)についても、次回詳しくご紹介いたします。

 

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