ドクターコラム
Doctor column

症例のご紹介(歯周病の場合)

歯周病の症例についてご紹介いたします。

 

患者様のプロフィール

 

年齢:30代(男性)
訴え:1~2ヶ月前から右下奥歯が痛い。咬んだときに痛い
治療期間:3ヶ月

歯周病での自覚は患者様ご本人は薄く、噛んだ時の痛みの症状でご来院されました。

 

 

患者様のレントゲン写真です。

 

 

部分的に、歯槽骨(歯を支える骨)が下がってしまっています。
これを「歯槽骨の吸収」と呼び、症状が進むと歯肉が減少し、歯を支える力が弱くなります。

 

 

口内の全体写真です。
下あご前歯、左上下の4~8番目の歯に縁上歯石(歯肉より上につく歯石のこと)が見られます。
磨き残しも見られ、縁下歯石(歯肉より下につく歯石のこと・歯周ポケットに隠れている)も部分的に確認できました。

 

口臭検査の結果

 

・口臭も全部の項目が認知閾値を越している
(認知閾値:何のにおいか識別できる最⼩濃度のこと)
・また越すか越さないかぎりぎりのラインである

との結果が出ました。

治療として、
・スケーリング(プラークと歯石を専用の器具で掃除すること)と
・ブラッシングの改善
等を行いました。

 

治療の結果

 

・右下奥歯の痛みが改善されました。
・歯周病、患者様ご本人のセルフケアへの意識が高まりました。

歯周病は、患者様ご本人だけでなくご家族への影響もございます。
また普段から歯石を取り除き、口内環境を正常保つこと(プラークコントロール)が予防に繋がります。

 

ミュータンス菌と戦う予防歯科(3DS)

甘いものを食べると虫歯になりやすいと言われます。
しかし、糖分が虫歯を作るわけではありません。
その糖分をエサとして増殖する虫歯菌が酸を出すことによって、歯の表面に穴が開いてしまうことが虫歯の原因です。
つまり、この虫歯菌を退治すれば虫歯を防ぐことができるという理屈になります。
この虫歯菌はいろいろ存在しているのですが、その中でもよく知られているのがミュータンス菌です。
生まれてきたばかりの赤ちゃんの口の中には、このミュータンス菌は存在していません。
親が子どもに口移ししたり、同じスプーンを使ったり、キスをしたりすることで感染させてしまうのです。
従って、虫歯で悩んできた親は、子どもに菌を感染させてしまわないように注意する必要があります。
しかし、それでも虫歯が発生してしまうようであれば、今度は感染したミュータンス菌を除菌することが大切になってきます。
そのために歯磨きをするわけですが、菌の数は膨大で増殖率も非常に高いために、歯磨きだけでは除去しきれません。
そこで歯科医院ではマウスピースの中に薬剤を注入し、それをしばらくの間歯に装着することで効果的に虫歯菌を除菌する3DSと呼ばれる予防歯科を行っています。
1度行えば1年程度効果が持続するので、虫歯になりやすい体質の方にはおすすめです。

虫歯で悩んでいる方は、一度ご相談下さい。

 

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