2023年12月7日
虫歯予防や歯周病対策には、歯ブラシで丁寧に磨くことがまず基本です。
また歯科医院の定期健診時に歯の状態を診てもらい、歯みがき指導をしてもらうこともおすすめです。
同時に、今自分が使用している歯ブラシが合っているのかどうかも確認が必要です。
歯並びや口の大きさは人それぞれ異なっており、奥歯の磨き残しなどが無いよう、
きちんと奥まで届くサイズの歯ブラシを見つけることをおすすめします。
経験談ですが、現在記事を執筆しているスタッフ(私)は歯の定期健診時に磨き残しを指摘され、
歯ブラシのヘッドが薄く小さく、小さな口でも奥まで届きやすい形に変えました。
すると今まで届いていなかった奥歯までブラシが届くようになり、磨き残しが改善されました。
こういった歯ブラシの形についても、歯科医院ではご相談頂けます。
力を入れるクセがある方は、柔らかいタイプの歯ブラシを選ぶことで、力の入れすぎに注意して磨けます。
力を入れて歯ぐき部分を擦ってしまうと、だんだんと歯ぐきが下がってしまうおそれがあります。
また歯垢をしっかりと除去できるように、歯周ポケットの汚れを落とすことも重要です。
毛先がとがっているタイプの歯ブラシは、歯周ポケットの歯垢も除去することができます。
歯ブラシの形や大きさ、特徴を知ることで、より自分に合った虫歯や歯周病予防のケアができるようになります。
2023年12月1日
2023年年末、2024年年始の休診のご案内です。
いよいよ12月、今年も残りわずかとなりました。
年末年始は混雑することが予測されますので、
歯の治療や歯のクリーニングなどをご希望の患者様は、お早めのご予約をお願い致します。
年末年始につきましては、誠に勝手ながら下記の通りとさせていただきます。
2023年11月16日
サラリーマンの方なら年末調整、自営業の方なら確定申告が毎年の恒例行事となっているかと思います。
(確定申告はまだ少し先ですが)
この際に年間10万円以上の医療費が発生していると医療費控除を申請することで税金が戻ってきます。
この10万円は扶養家族を含めた合計金額なので、毎年医療費に関して発生した金額はしっかりと保存しておくことが大切です。
医療費ということで、当然のことながら歯科治療で発生した医療費も対象になります。
ですが、対象にならない治療もあるので注意する必要があります。
まず対象となる治療ですが、基本的に高額となる、自費治療で多いインプラントや金歯などは対象内です。
他、発達段階で噛み合わせが悪く歯科矯正を行う場合も対象ですし、
案外知られていないのが通院のために利用した公共交通機関の料金も対象の範囲になります。
この交通費はご自分だけでなく、小さいお子さまの付き添いで発生した場合も対象になるので知っておくと得です。
交通費と言っても、「自家用車で通院したときに発生したガソリン代や駐車場の代金は対象外」となります。
また高額な治療費に対して、歯科ローンを利用したときの治療費も含まれますが、
治療によっては対象外の場合もあるので注意が必要です。
例えば、審美的な治療のホワイトニングが代表的です。
歯科ローンを利用したときに発生した金利も対象外となります。
詳しくはこちらもご参照下さい。
国税庁 ▶ 医療費を支払ったとき(医療費控除)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
2023年11月9日
10月26日、北区大淀老人福祉センターにて、当院のスタッフによるセミナーを開催致しました。
本記事では、その資料の中からいくつか口腔ケアについての内容をご紹介いたします。
▶この記事の内容は、
長く健康な歯で、快適に食べるために必要なことは? の続きとなっております。
https://www.nagaokakyo-dc.com/column/611
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食生活において、「自分の歯を維持し健康な歯で食べる事」はとても大切です。
歯の健康を維持するには、主に2つの口腔ケアが必要です。
①器質的口腔ケア(ふだんのブラッシング)
うがいや歯磨き、義歯や舌の清掃など、口の中の細菌や汚れを除き、口の中を清潔に保つためのケアのことです。
②機能的口腔ケア(トレーニング)
口の中や口周りのマッサージ、飲み込む力を鍛えるトレーニングやリハビリなど、口の機能を維持・向上させるケアのことを指します。
今回は②機能的口腔ケアについて詳しくご説明いたします。
機能的口腔には咀嚼・嚥下などの機能が含まれます
→咀嚼できなくなるのは歯や入れ歯が原因であることがほどんどですが、
高齢により顎の筋力が衰え、唾液が減り、口の機能が変化して咀嚼が難しくなることもあります。
脳卒中や認知症があるとなおさら難しくなります。
→飲み込み(嚥下)とも深く関連する歯が悪くなり、やがて入れ歯を使用するようになると、野菜と肉類、一部の魚介類で食べにくいものが出てきます。結果、ビタミン類、食物繊維、タンパク質などが不足しがちになります。
口腔機能の維持、回復のためのケア方法
(大阪歯科医師会 お口の働きを高める体操より抜粋)
①ぶくぶくうがい
①あいうべ体操
③パタカラ体操
④舌のトレーニング
⑤食前体操(首・肩の体操)
⑥シルベスター法
2023年11月2日
10月26日、北区大淀老人福祉センターにて、当院の院長スタッフによるセミナーを開催致しました。
本記事では、その資料の中からいくつか口腔ケアについての内容をご紹介いたします。
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食生活において、「自分の歯を維持し健康な歯で食べる事」はとても大切です。
歯の健康を維持するには、主に2つの口腔ケアが必要です。
①器質的口腔ケア(ふだんのブラッシング)
うがいや歯磨き、義歯や舌の清掃など、口の中の細菌や汚れを除き、口の中を清潔に保つためのケアのことです。
②機能的口腔ケア(トレーニング)
口の中や口周りのマッサージ、飲み込む力を鍛えるトレーニングやリハビリなど、口の機能を維持・向上させるケアのことを指します。
今回は①から詳しくご説明いたします。
日常的な歯のブラッシングは、以下のような感染予防に役立ち、QOL(Quality of life(クオリティ オブ ライフ)=「生活の質」)の向上につながります。
・口腔疾患の予防
(齲蝕・歯周病・口腔カンジダ症・口内炎など)
・呼吸器感染症の予防
(誤嚥性肺炎・非結核性抗酸菌症)
①歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ちましょう。
②歯ブラシの毛先をやさしく歯に当てましょう。
③1度に1~2本ずつ、毛先を細かく「こちょこちょ」と振動させるように動かします。
④歯と歯の間や1本残っている歯、一番奥の歯の後ろなどを工夫して磨きましょう。
歯間ブラシ、デンタルフロス、ポイントブラシなどを使用するのがおすすめです。
②機能的口腔ケア(トレーニング)についても、次回詳しくご紹介いたします。
2023年10月19日
2023年10月16日
当院で行っている矯正症例の中から、今回はインビザラインファーストをご紹介いたします。
インビザラインファーストはお子様専用のマウスピース矯正です。
年齢:10歳未満
主な症状:上顎前歯に隙間があり、歯列の傾斜がみられる
治療中の副作用、リスクなど
・嚙み合わせの変化によるアライナーの浮き
治療期間:1年7ヶ月
通院回数:15回
費用:660,000円(税込)
2023年10月12日
漠然と歯医者に行くのが怖い
特に症状は無いので行く必要はない
定期健診に興味があるけれど、色々と指摘されるのが怖い…
そんな方は多いと思います。
皆さんが毎年全身の健康診断を受けられているように、歯とお口の健康診断も歯の環境を維持するためにとても重要です。
2023年10月5日
同じ甘いものを好んで食べても、虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。
これは甘いものそのものが虫歯の直接の原因ではなく、甘いものをエサとする虫歯菌が原因だからです。
虫歯になりやすい人というのは、口の中にこの虫歯菌が多く存在し、逆に虫歯になりにくい人には少ないということです。
通常の歯磨きでは、虫歯菌の数を減らすことはできません。
虫歯菌の数は一般的に歯科医院、もちろん当院でも調べることができます。
菌の数が多いと診断された方は、注意が必要です。
最新の歯科治療の一つに、「Dental Drug Delivery System」、略して3DSと呼ばれるものがあります。
これは専用のマウスピースの中に薬剤を入れて装着することで、虫歯菌や歯周病菌を除菌する予防歯科治療の一つです。
3DSを定期的に繰り返すことで、細菌の塊である歯垢の定着を抑えることができ、虫歯や歯周病を効果的に抑制させることができます。
歯がなくなってしまってはもう治療を行うことができません。
まだ歯があるうちに、虫歯や歯周病に困ってきた方は、3DSを始めてみてはいかがでしょうか。
2023年9月28日
最近、「子どもと親のスプーンやコップなど食器の共有が、必ずしも口腔細菌の感染に結びつくとは限らない」というコメントが口腔衛生学会から発信されました。
親子間でのう蝕細菌感染は、日々のスキンシップを通じて親の唾液に接触することが主な原因なので、食器の共有まではそれほど気にしなくて良い、というものです。
食器の共有に限らず、親(主に母親)の口腔内細菌は唾液を通じて子供に感染することは間違いありません。
実際に母親と子どもの唾液を細菌顕微鏡で調べると、菌の種類は驚くほど一致しています。母親が歯周病菌を持っていると、子どもにまで引き継がれることが多いのです。
このため、
①妊娠時期から出産に備えてしっかりと口腔ケアをすること
②母親から子どもへのう蝕菌の感染は出産直後から十分に注意すること
③1歳半から2歳半の間に高頻度で親子感染が起こるため注意すること
上記3点がポイントです。
③の期間は、母親だけではなく父親や祖父母など家族全体に啓蒙することが求められます。
子どものう蝕感染は、将来のお口・全身の健康にまで関わっていく問題です。
そのため、妊娠期からの口腔ケア、食器の共有のみにこだわらず、唾液を通じて感染する可能性を少しでも下げるなど、様々な取り組みが推奨されます。
当院では、虫歯に強い歯を作るためのフッ素塗布、お子様へのブラッシング指導などを行っています。
年齢に応じた歯のケアに関する資料もご用意していますので、お気軽にお声がけください。