2023年11月9日
10月26日、北区大淀老人福祉センターにて、当院のスタッフによるセミナーを開催致しました。
本記事では、その資料の中からいくつか口腔ケアについての内容をご紹介いたします。
▶この記事の内容は、
長く健康な歯で、快適に食べるために必要なことは? の続きとなっております。
https://www.nagaokakyo-dc.com/column/611
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食生活において、「自分の歯を維持し健康な歯で食べる事」はとても大切です。
歯の健康を維持するには、主に2つの口腔ケアが必要です。
①器質的口腔ケア(ふだんのブラッシング)
うがいや歯磨き、義歯や舌の清掃など、口の中の細菌や汚れを除き、口の中を清潔に保つためのケアのことです。
②機能的口腔ケア(トレーニング)
口の中や口周りのマッサージ、飲み込む力を鍛えるトレーニングやリハビリなど、口の機能を維持・向上させるケアのことを指します。
今回は②機能的口腔ケアについて詳しくご説明いたします。
機能的口腔には咀嚼・嚥下などの機能が含まれます
→咀嚼できなくなるのは歯や入れ歯が原因であることがほどんどですが、
高齢により顎の筋力が衰え、唾液が減り、口の機能が変化して咀嚼が難しくなることもあります。
脳卒中や認知症があるとなおさら難しくなります。
→飲み込み(嚥下)とも深く関連する歯が悪くなり、やがて入れ歯を使用するようになると、野菜と肉類、一部の魚介類で食べにくいものが出てきます。結果、ビタミン類、食物繊維、タンパク質などが不足しがちになります。
口腔機能の維持、回復のためのケア方法
(大阪歯科医師会 お口の働きを高める体操より抜粋)
①ぶくぶくうがい
①あいうべ体操
③パタカラ体操
④舌のトレーニング
⑤食前体操(首・肩の体操)
⑥シルベスター法
2023年11月2日
10月26日、北区大淀老人福祉センターにて、当院の院長スタッフによるセミナーを開催致しました。
本記事では、その資料の中からいくつか口腔ケアについての内容をご紹介いたします。
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食生活において、「自分の歯を維持し健康な歯で食べる事」はとても大切です。
歯の健康を維持するには、主に2つの口腔ケアが必要です。
①器質的口腔ケア(ふだんのブラッシング)
うがいや歯磨き、義歯や舌の清掃など、口の中の細菌や汚れを除き、口の中を清潔に保つためのケアのことです。
②機能的口腔ケア(トレーニング)
口の中や口周りのマッサージ、飲み込む力を鍛えるトレーニングやリハビリなど、口の機能を維持・向上させるケアのことを指します。
今回は①から詳しくご説明いたします。
日常的な歯のブラッシングは、以下のような感染予防に役立ち、QOL(Quality of life(クオリティ オブ ライフ)=「生活の質」)の向上につながります。
・口腔疾患の予防
(齲蝕・歯周病・口腔カンジダ症・口内炎など)
・呼吸器感染症の予防
(誤嚥性肺炎・非結核性抗酸菌症)
①歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ちましょう。
②歯ブラシの毛先をやさしく歯に当てましょう。
③1度に1~2本ずつ、毛先を細かく「こちょこちょ」と振動させるように動かします。
④歯と歯の間や1本残っている歯、一番奥の歯の後ろなどを工夫して磨きましょう。
歯間ブラシ、デンタルフロス、ポイントブラシなどを使用するのがおすすめです。
②機能的口腔ケア(トレーニング)についても、次回詳しくご紹介いたします。
2023年10月19日
2023年10月16日
当院で行っている矯正症例の中から、今回はインビザラインファーストをご紹介いたします。
インビザラインファーストはお子様専用のマウスピース矯正です。
年齢:10歳未満
主な症状:上顎前歯に隙間があり、歯列の傾斜がみられる
治療中の副作用、リスクなど
・嚙み合わせの変化によるアライナーの浮き
治療期間:1年7ヶ月
通院回数:15回
費用:660,000円(税込)
2023年10月12日
漠然と歯医者に行くのが怖い
特に症状は無いので行く必要はない
定期健診に興味があるけれど、色々と指摘されるのが怖い…
そんな方は多いと思います。
皆さんが毎年全身の健康診断を受けられているように、歯とお口の健康診断も歯の環境を維持するためにとても重要です。
2023年10月5日
同じ甘いものを好んで食べても、虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。
これは甘いものそのものが虫歯の直接の原因ではなく、甘いものをエサとする虫歯菌が原因だからです。
虫歯になりやすい人というのは、口の中にこの虫歯菌が多く存在し、逆に虫歯になりにくい人には少ないということです。
通常の歯磨きでは、虫歯菌の数を減らすことはできません。
虫歯菌の数は一般的に歯科医院、もちろん当院でも調べることができます。
菌の数が多いと診断された方は、注意が必要です。
最新の歯科治療の一つに、「Dental Drug Delivery System」、略して3DSと呼ばれるものがあります。
これは専用のマウスピースの中に薬剤を入れて装着することで、虫歯菌や歯周病菌を除菌する予防歯科治療の一つです。
3DSを定期的に繰り返すことで、細菌の塊である歯垢の定着を抑えることができ、虫歯や歯周病を効果的に抑制させることができます。
歯がなくなってしまってはもう治療を行うことができません。
まだ歯があるうちに、虫歯や歯周病に困ってきた方は、3DSを始めてみてはいかがでしょうか。
2023年9月28日
最近、「子どもと親のスプーンやコップなど食器の共有が、必ずしも口腔細菌の感染に結びつくとは限らない」というコメントが口腔衛生学会から発信されました。
親子間でのう蝕細菌感染は、日々のスキンシップを通じて親の唾液に接触することが主な原因なので、食器の共有まではそれほど気にしなくて良い、というものです。
食器の共有に限らず、親(主に母親)の口腔内細菌は唾液を通じて子供に感染することは間違いありません。
実際に母親と子どもの唾液を細菌顕微鏡で調べると、菌の種類は驚くほど一致しています。母親が歯周病菌を持っていると、子どもにまで引き継がれることが多いのです。
このため、
①妊娠時期から出産に備えてしっかりと口腔ケアをすること
②母親から子どもへのう蝕菌の感染は出産直後から十分に注意すること
③1歳半から2歳半の間に高頻度で親子感染が起こるため注意すること
上記3点がポイントです。
③の期間は、母親だけではなく父親や祖父母など家族全体に啓蒙することが求められます。
子どものう蝕感染は、将来のお口・全身の健康にまで関わっていく問題です。
そのため、妊娠期からの口腔ケア、食器の共有のみにこだわらず、唾液を通じて感染する可能性を少しでも下げるなど、様々な取り組みが推奨されます。
当院では、虫歯に強い歯を作るためのフッ素塗布、お子様へのブラッシング指導などを行っています。
年齢に応じた歯のケアに関する資料もご用意していますので、お気軽にお声がけください。
2023年9月21日
お子様でも適用できる「インビザライン・ファースト」で矯正を行った患者様のご紹介です。
年齢:9歳(男性)
気になる箇所:
①上の前歯(永久歯)が生えてきたが、ハの字型になっている。すきっ歯になっていて心配
②永久歯が大きく、きれいに永久歯が並ぶのか不安
③永久歯の左下犬歯が内側に生えてきた
④これから順調に生え変わるか見てほしい
治療方針:
①正中離開を閉じる
②歯列弓(アーチ)の拡大
③噛み合わせ平面凹凸をスムーズに改善
④アーチを拡大してできたスペースを使って永久歯萌出のスペース確保
⑤歯並びをシンメトリー(左右対称)に最終仕上げ
治療中の副作用、リスクなど
歯の移動に伴う骨吸収・動揺
永久歯萌出によるアライナー適合不良
咬合の変化によるアライナーの浮き
歯列矯正による一時的な咀嚼能率低下・隣接面への食片圧入
治療期間:1年7ヶ月(2021年9月〜2023年3月)
通院回数:15回
費用:66万円(税込)
上顎前歯付近
下顎前歯付近
上顎前歯の変化
右側面の変化
左側面の変化
上顎永久歯が生えてきた時に、意外と歯が大きく顎とのバランスが取れるのか、心配だったんですが、早めに対応いただいてよかったです。順調に永久歯が生えてきて、きれいな歯並びになったので、今ではとても安心しています。子供が学校でつけて入れてくれなくて、前半は苦労しましたが、後半は本人が自覚を持ってつけてくれたので、順調に歯並びが良くなりました。
インビザラインシステムには、お子様でも適用できる「インビザライン・ファースト」があります。ワイヤーの装置をつけるのに抵抗のあるお子様には有効な治療法です。成人の場合は1日20時間以上の装着時間が必要なのですが、お子様の場合は15時間以上装着で合格です。ご自宅に帰られてから就寝、朝起きるまでつけていただくとだいたい15時間くらいつけられたことになります。ご本人の努力とご両親の協力の両方が必要となってきますが、永久歯が生え揃う時に、きれいな歯並びを獲得することが期待できます。
歯並びが気になる方はお気軽に当院へご相談下さい。
矯正ページでも症例や矯正プランの詳しい情報を掲載しています▼
https://www.nagaokakyo-dc.com/orthodontics/
2023年9月14日
矯正症例の中からキレイラインのケースをご紹介いたします。
年齢:40代(男性)
気になる箇所:
①上の前歯がすきっ歯になっているので、間を閉じたい
②合わせて歯の軸を内側に引っ込めたい
③下の前歯の高さを合わせたい
治療方針:
①下顎歯列のリトラクション(歯列の引き締め)
②できたスペースに上顎前歯のアーチを引き締めつつ空隙を閉鎖
③上下の歯列をシンメトリー(左右対称)に最終仕上げ
治療中の副作用、リスクなど
歯の移動に伴う軽微な痛み
骨吸収・歯根吸収・動揺
一時的な知覚過敏
矯正による一時的な咀嚼能率低下
治療期間:7ヶ月(2023年1月〜2023年8月)
通院回数:5回
費用:33万5,800円(内訳 治療費319,000円+通院料合計16,800円)税込
赤丸枠を比べると、歯の隙間が無くなっているのがわかります。
いつも上の前歯がすきっ歯で食べ物が詰まりやすいのが悩みだったので、隙間を詰めてもらいつつ、歯並びを内側にできないか相談しましたが、思った通りに歯並びを作ってもらいました。食事もしやすくなりました。思ったより短期間に終了して嬉しかったです。
キレイラインは奥歯の噛み合わせを変えない範囲で行う歯列矯正ですが、特に今回のケースのような、空隙歯列(すきっ歯のある歯列)は比較的短期間で解決することができます。
あとは患者さんが1日20時間以上、確実にアライナー(マウスピース)を入れられることがとても大切です!キレイラインの7セットコースはソフト・ハードの2枚が7セットとなっています。ソフトを1週間・ハードを2週間つけますので、3週間を7セットということは合計21週間の装着が組み込まれています。矯正は期間限定なので、頑張って1日21時間以上の装着をお願いいたします!
歯並びが気になる方はお気軽に当院へご相談下さい。
矯正ページでも症例や矯正プランの詳しい情報を掲載しています▼
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2023年9月7日
矯正症例の中からローコスト矯正のケースをご紹介いたします。
年齢:30代(女性)
患者様の気になる箇所:
①上の前歯が傾いているのがコンプレックスできれいに治したい
②下の前歯が乱杭になっているので上と一緒に治したい
治療方針:
①下顎前歯のIPR(隣接面削合)と配列
②できたスペースに上顎前歯の唇側傾斜を改善
③上下の歯列をシンメトリー(左右対称)に最終仕上げ
治療中の副作用、リスクなど
歯の移動に伴う軽微な痛み
骨吸収・歯根吸収・動揺
一時的な知覚過敏
矯正による一時的な咀嚼能率低下
治療期間:6ヶ月(2023年1月〜2023年7月)
通院回数:5回
費用:31万3,800円(内訳 治療費297,000円+通院料合計16,800円)税込
白丸枠を比べると、歯並びのがたつきがキレイに並んでいることがわかります。
赤枠内、前歯の並びのがたつきもキレイになりました。
気になっていた所が半年で改善したので、矯正治療をやってみてよかったです。
途中で装着時間が短くなってしまい、就寝時間しか付けていませんでした。
ローコストでの症例となります。
ローコストは歯の表面にアタッチメントを付けるので、細かい配列コントロールが得意です。奥歯の配列を動かすことはできません。
装着時間が一時期12時間程度と短くなってしまいましたが、最終的には概ねゴールの位置にスムーズに歯が並びました。
歯並びが気になる方はお気軽に当院へご相談下さい。
矯正ページでも症例や矯正プランの詳しい情報を掲載しています▼
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