ドクターコラム

飲み物で歯のエナメル質が溶けてしまう!?

こんにちは。
歯科衛生士の小梶です。

9月に入って少し涼しくなり、過ごしやすくなりましたね!
しかし、残暑もまだ続いていて30℃を超える時も・・・(ノ゚ρ゚)ノ
こんな日にはやっぱり冷たい飲み物が手放せませんよね☆

私はアイスティーが大好きなので飲んでしまします☆

しかし、このアイスティー!!
実は歯の表面(エナメル質)を溶けはじめる値(PH5.5)なんです!
普段のお口のの中のPHは約PH7.0となっており、唾液のおかげで中性に保たれています。

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もし、酸性の飲み物を頻繁に飲んでいるとお口の中が酸性になり、歯を溶かす原因になってしまいます( ̄Д ̄;;
怖いですよねー。
だから、私は飲み続けないように心がけています。
でも、好きなものはすぐに止めれないのが現実です(w_-; ウゥ・・

今回はどんな飲み物が歯を溶かす原因となるかご紹介します。

■歯が溶ける飲み物
・コーラ (PH2.0~2.5)
・スポーツ飲料 (PH3.0~3.5)
・レモンティー (PH3.5~4.0)
・ヤクルト (PH3.5~4.0)
・野菜ジュース (PH3.5~4.0)
・オレンジジュース (PH3.5~4.0)

■中性(PH7.0)に近い飲み物
・コーヒー( PH5.5~6.0)
・麦茶 (PH6.5)
・豆乳 (PH6.5~)
・牛乳 (PH6.5~)
・ミネラルウォーター (PH7.0)

皆さんが好きな飲み物はいかがでしたか?
飲み物の酸性度が強い場合は飲む頻度を考えなければなりません。
この事実を知ってもらい、意識の仕方が変わって皆さんが虫歯などになりにくいお口の環境に役立つことができればとてもうれしいです!

噛む力と歯ぎしりについて!

こんにちは、歯科衛生士の田中です!

 

皆さんは咬む力がどれ位(何kg)あるか知ってらっしゃいますか?

男女で差はありますが大体自分の体重と同じ位かそれ以上の力の咬む力があります。

男性だと最大で100kg位の力が奥歯にかかっています。

普段の食事では1/2~1/4の力で咬んで調節しています。

物を咬むためにこれだけの力がかかっているなんてビックリですよね☆

こんなにも歯に強い力がかかっているのですから、歯が折れたり欠けたりしても不思議ではありません。

でも、それだけの力に耐えれる歯はとても丈夫な構造になっています。

 

咬むとは違いますが、人はよく歯ぎしりをしてしまいます。

歯ぎしりというと皆さんは寝ている間の嫌な音を想像しますよね!

でも実はは大きく3つに分けられています!

 

☆グライディング(歯を上下にこすりつける)

☆クレンチング(歯をくいしばる)

☆タッピング(を鳴らす

 

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この中でも最も多くにみられるのがグライディング(歯ぎしり)です。

上下の歯を強く咬んだ状態で横に滑らせ、こすり合わせる動きをいいます。

主に眠っている時に起こることが多いようですが、起きている時にもしている人がいています。

このグライディング(歯ぎしり)ですが実際には音のしない歯ぎしりをする人もいるので気がつかない方も多くいてらっしゃいます!

次にクレンチング(歯をくいしばる)ですが、クレンチングは歯をくいしばったり、咬み合わせたりすることをいいます!

人の歯が咬みあっている時間は実際20分程度と言われ、普段無意識の場合、上下の歯は接触しておらず少しの隙間があります!

クレンチング(歯をくいしばる)をしている人はこの20分よりも長く歯をくいしばっており、強い力が歯に加えられることになります。

次にタッピングは上下の歯をカチカチと咬み合わせる(歯を鳴らす)もので比較的頻度の少ないタイプです。

 

歯ぎしりが起こっている状態は2つに分けて行われています。

 

睡眠時ブラキシズム

 

覚醒時ブラキシズム

 

睡眠時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムは言葉の通り眠っている時に無意識に起こる歯ぎしりと起きていると起きている時に起こる歯ぎしりのことです。

起きている時に起こる歯ぎしりは癖と言われており、いずれにしてもあまり自覚がないのでとても厄介ですね!

 

 

歯ぎしりはとても奥深いので、皆さんが歯ぎしりしているか、御家族やご友人の方に聞いてみて下さい!!

もしかすると意外な反応が返ってくるかもしれませんよ!!

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