2016年9月30日
こんにちは。
戸谷歯科クリニックの院長・戸谷です。
9月25日(日)に私が所属している西日本臨床小児口腔外科学会の学術大会があり、今大会では大会長を仰せつかりました。
西日本臨床小児口腔外科学会はエビデンスに基づいた学術の修得を行うことにより、臨床・研究の見直し・レベルアップを図り、最終的には国民の全身的健康の獲得に繋げていくことを目的にしています。
学術大会では、「口腔医学の立場から小児の成長を考える」をテーマに様々なセクションを行い、小児分野から口腔外科まで非常に多岐に渡った、各分野をクロスオーバーした内容となっておりました。
私も「カリオグラムを用いたう蝕リスク減少への取り組み」と題して口演発表を行い、カリオグラム(唾液検査)を行うことによって、患者様のう蝕(虫歯)原因菌への感受性、食事内容、糖質の摂取回数、唾液の性状など、様々な要因を検査し、口腔清掃だけではなく生活習慣の改善を促進し、フォローアップすることがう蝕の予防には必要であることを発表しました。
本大会を通じて、治療のサイエンスを探究すると同時に、いかに病的環境から患者を守るか、いかに疾患を引き起こさないか、について各分野から積極的に議論できたと思います。
口腔内及び全身に起こる様々な疾患に対してどのように治療計画を立案し、アプローチするかということは非常に重要なメインテーマでありますが、いかに虫歯や歯周病を起こさないために生活習慣から見直し、アプローチすることが国民の皆様に求められています。
我々はともすると情報氾濫社会の中で、目新しい、不確かな情報に振り回される傾向にありますが、エビデンスに基づいた学術の修得と臨床の実践を行い、最終的には患者さんの口腔・全身健康の獲得に繋げていければと思います。
2016年9月29日
こんにちは。
歯科衛生士の小梶です。
9月に入って少し涼しくなり、過ごしやすくなりましたね!
しかし、残暑もまだ続いていて30℃を超える時も・・・(ノ゚ρ゚)ノ
こんな日にはやっぱり冷たい飲み物が手放せませんよね☆
私はアイスティーが大好きなので飲んでしまします☆
しかし、このアイスティー!!
実は歯の表面(エナメル質)を溶けはじめる値(PH5.5)なんです!
普段のお口のの中のPHは約PH7.0となっており、唾液のおかげで中性に保たれています。
もし、酸性の飲み物を頻繁に飲んでいるとお口の中が酸性になり、歯を溶かす原因になってしまいます( ̄Д ̄;;
怖いですよねー。
だから、私は飲み続けないように心がけています。
でも、好きなものはすぐに止めれないのが現実です(w_-; ウゥ・・
今回はどんな飲み物が歯を溶かす原因となるかご紹介します。
■歯が溶ける飲み物
・コーラ (PH2.0~2.5)
・スポーツ飲料 (PH3.0~3.5)
・レモンティー (PH3.5~4.0)
・ヤクルト (PH3.5~4.0)
・野菜ジュース (PH3.5~4.0)
・オレンジジュース (PH3.5~4.0)
■中性(PH7.0)に近い飲み物
・コーヒー( PH5.5~6.0)
・麦茶 (PH6.5)
・豆乳 (PH6.5~)
・牛乳 (PH6.5~)
・ミネラルウォーター (PH7.0)
皆さんが好きな飲み物はいかがでしたか?
飲み物の酸性度が強い場合は飲む頻度を考えなければなりません。
この事実を知ってもらい、意識の仕方が変わって皆さんが虫歯などになりにくいお口の環境に役立つことができればとてもうれしいです!
2016年9月14日
2016年9月10日
はぐきに全体的な炎症が進み、多量の歯石が認められます。
患者さん自身も歯ぐきの鈍痛・歯みがきや起床時に出血されることを気にされていました。
歯石の除去とブラッシングトレーニングにより、歯ぐきの腫れが改善され、歯ぐきからの出血が止まってきました。
ただ、まだブラッシングや食事の際に出血することがあり、気になられていたようです。
歯周病菌を次亜塩素酸水で殺菌しながら歯周トリートメントを行いました。
歯ぐきの炎症はほぼ消退しています。
歯ぐきからの出血や口臭などの自覚症状がほとんどなくなりました。
まだ歯ぐきに軽い炎症(赤み)があり、引き続きはブラシやデンタルフロスの使用などで、改善を図っていきます。
2016年6月30日
歯科ドックは人間ドックの歯科バージョンです!
検診で見落とされてしまいがちなリスクや、将来起こり得るあらゆる影響を検査して、患者さま一人ひとりのライフスタイルに合った生活習慣を一緒に考えていきます。
歯科ドックでは以下の検査を行います!
◆保険診療の検査◆
◎歯周病検査
◎パノラマレントゲン
◎視診検査
※保険診療の検査となるため、一部負担金がかかります。
◆特別検査◆
◎口臭測定
◎唾液検査
◎顕微鏡検査
上記の診断をもとに結果をご報告します。
治療が必要と判断させていただいた方には、今後の治療計画をご提案します。
歯科ドックの目的は、患者さま自身が現在の自分のお口の状況を知り、将来を見据えた歯の健康の大切さを理解していただくことです。
治療を繰り返す暮らしから、健康的な暮らしを目指しましょう♪
歯科ドックのページについては現在作成中となっておりますので、詳細をお聞きしたい場合やご質問、ご予約につきましてはご連絡にてお願い申し上げます。
2016年4月19日
2016年4月15日
こんにちは!
長岡京アゼリア歯科の戸谷です!
「どうすれば虫歯にならない?」「どうやったら虫歯を防げる?」というのは、患者様、そして歯科医師にとっても本当にとてつもなく大きな課題です。
最近では「歯をいかに治すか」よりも、「いかに虫歯にならない健康な口腔を手に入れるか!」に関心が移ってきているように感じます。
平成28年4月3日(日)に、歯科医師対象「歯のリスク検査・管理セミナー」(船井総合研究所主宰)が開催され、私・戸谷孝洋が講師として招かれました。
当日は、60名を超えるたいへん多くの先生方が集まり、熱気に溢れた大会となりました。
私共、医療法人孝陽会は、昨年12月に分院「長岡京アゼリア歯科」を開院しました。かねてから「虫歯のリスクをいかに減らしていくか」に関心の強かった私は、以前からお世話になっていた船井総合研究所の歯科総括ディレクター・戸澤様に「歯科ドック」というリスク検査があり、高い評判を呼んでいることを教えてもらいました。そこで、実際に歯科ドックを実践している先生の所で自分自身が受けてみたのですが、私自身が大きなカルチャーショックを受けました。「これは患者さんに大きな福音になる!」と強く印象づけられました。
そこで私は、「歯のリスク検査」を中心とした「虫歯予防予防」を基本理念とすることにいたしました。
「歯科ドック(歯のリスク検査)」<いかにこれから虫歯にならないか>を患者様にご案内・説明したところ、強い関心を持った方が実に多く、その反響は予想以上に高いものでした。
「歯科ドック」とは①だ液検査 ②細菌検査 ③口臭検査 の3つの検査で構成されます。これらの検査を実施することにより、
などがビジュアル的にわかりやすく解明されます。
これらの情報を患者様と私達が共有することにより、これから進んでいく方向が明確になります。すなわち、私達にとっても治療の羅針盤にもなるのです。
虫歯になってしまった部分を治療することはとても重要です。ただ、それよりはるかに大切なのは、「これからいかに1本も虫歯を作らないようにするか!」なのです。
実は、スウェーデンなどの北欧では歯のリスク検査<カリオグラム>が幅広く普及しており、これによって虫歯を予防する方法が確立されています。私共はこれらの予防法を日常の治療に取り入れることにより、患者様に「虫歯・歯周病にならない・なりにくい健康な口」を手に入れていただきたいと切に願っています!
「歯科ドック」は当院で導入しており、大半の患者様が検査を実施しております。
これからも「虫歯にならない・歯周病にならない健康な口」を手に入れていただくために、予防に力を入れていきます。
これから虫歯にならない・歯周病にならない「健康な口」の実現に向けて研究・研鑽を重ねていきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2016年4月6日
こんにちは☆
歯科衛生士の小梶です^o^
昼夜の寒暖の差で風邪をひいていませんか?∑(゚Д゚)
私は体力には自信があるので元気です(^з^)笑
しかし、27歳を迎えてお肌の曲がり角の直面し、最近はアンチエイジングに興味深々です( ̄◇ ̄😉
そこで歯磨きでもアンチエイジングできると朗報があったので是非ご紹介したいと思います!!!!
みなさん、歯磨きはどこでしていますか?
実はお風呂で歯磨きをすると若返りホルモン『パロチン』が分泌されるのです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
これは唾液腺ホルモンの一種で唾液から分泌される人が本来持っている天然成分です。
骨や歯の再石灰化を助ける効果、皮膚の新陳代謝を活発にする効果など、身体中を若返らせる効果があります。
お肌の新陳代謝が活発になれば、シミやシワといったお肌の老化現象を防ぐことがてきます。
また、壊れた細胞組織を修復する作用があり、特に、皮膚、筋肉、目などの粘膜を強化してくれます。
さらに、身体を温めてリラックスすることで、副交感神経が優位になり、その状態で歯磨きの刺激を加えると『サラサラのいい唾液』がたくさん分泌され、口腔乾燥予防にも繋がります。
こんなに良い事尽くしならもうやるしかありません!!!!
夜歯磨きする習慣がない方もこれを機会にお風呂に歯ブラシを一本置いてみて下さい*\(^o^)/*
2016年3月23日
こんにちは、歯科衛生士の田中です!
皆さんは咬む力がどれ位(何kg)あるか知ってらっしゃいますか?
男女で差はありますが大体自分の体重と同じ位かそれ以上の力の咬む力があります。
男性だと最大で100kg位の力が奥歯にかかっています。
普段の食事では1/2~1/4の力で咬んで調節しています。
物を咬むためにこれだけの力がかかっているなんてビックリですよね☆
こんなにも歯に強い力がかかっているのですから、歯が折れたり欠けたりしても不思議ではありません。
でも、それだけの力に耐えれる歯はとても丈夫な構造になっています。
咬むとは違いますが、人はよく歯ぎしりをしてしまいます。
歯ぎしりというと皆さんは寝ている間の嫌な音を想像しますよね!
でも実はは大きく3つに分けられています!
☆グライディング(歯を上下にこすりつける)
☆クレンチング(歯をくいしばる)
☆タッピング(歯を鳴らす)
この中でも最も多くにみられるのがグライディング(歯ぎしり)です。
上下の歯を強く咬んだ状態で横に滑らせ、こすり合わせる動きをいいます。
主に眠っている時に起こることが多いようですが、起きている時にもしている人がいています。
このグライディング(歯ぎしり)ですが実際には音のしない歯ぎしりをする人もいるので気がつかない方も多くいてらっしゃいます!
次にクレンチング(歯をくいしばる)ですが、クレンチングは歯をくいしばったり、咬み合わせたりすることをいいます!
人の歯が咬みあっている時間は実際20分程度と言われ、普段無意識の場合、上下の歯は接触しておらず少しの隙間があります!
クレンチング(歯をくいしばる)をしている人はこの20分よりも長く歯をくいしばっており、強い力が歯に加えられることになります。
次にタッピングは上下の歯をカチカチと咬み合わせる(歯を鳴らす)もので比較的頻度の少ないタイプです。
歯ぎしりが起こっている状態は2つに分けて行われています。
◆睡眠時ブラキシズム
◆覚醒時ブラキシズム
睡眠時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムは言葉の通り眠っている時に無意識に起こる歯ぎしりと起きていると起きている時に起こる歯ぎしりのことです。
起きている時に起こる歯ぎしりは癖と言われており、いずれにしてもあまり自覚がないのでとても厄介ですね!
歯ぎしりはとても奥深いので、皆さんが歯ぎしりしているか、御家族やご友人の方に聞いてみて下さい!!
もしかすると意外な反応が返ってくるかもしれませんよ!!